Last Edit 01/06/19

2001.06.03 Sun　2001 大阪舞洲スポーツアイランドトライアスロン大会

昨年は寝坊したために参加することができなかった、大阪舞洲で行われたトライアスロン大会に参加してきました。トライアスロンを始めてから当面の目標にしてきた、オリンピックディスタンス（Swim1.5km-Bike40.0km-Run10.0kmの51.5km）への初挑戦です。この距離は初めてなので、タイムどうこうよりもとにかく完走することを目的にレースに臨みました。

昨年はまだ自信がなかったので、全ての種目が半分の距離のスプリントに登録していたのですが、あろうことか寝坊して参加することができなかったので(その時の模様はこちらで)、今年はまず寝坊しないで参加することが第1目標、そして無事完走することが第2目標でした。昨年までと違って、今年から前日の受付になったため、今までよりちょっと面倒くさくなりました。前日の競技説明会もとても良い天気で、まだ蒸し暑くなる前の初夏のさわやかな天候でした。スイムコースになっている大阪湾は、水が汚くてとても泳げる状況ではないのではないかと思っていたのですが、さすが大阪湾の水質！　下の写真でわかるように、しっかり期待を裏切らなかったのでした。
競技説明のあとは、全員でバイクコースを試走。ゆっくりしたペースで走っていたにもかかわらず、どうもこの時に妙な腰痛が襲い、試走後も痛みが引かない状態のまま、レース本番に向けて決意を新たにして会場を後にしました。

レース当日も、俗に言うピーカン、澄みきった快晴で、かなり暑くなることを覚悟しました。会場には寝坊することなく到着し、ひとまず第1目標はあっさりクリア。開会式では、自らこのレースに出場する日本のトライアスリートの第1人者である高石ともやさんが挨拶されて、士気が高まるとともに不安も広がってきました。開会式のあとは、早速スプリントの部のスタート！　自分の出番は、まだだいぶ先なのでゆっくりと観戦タイムです。先頭は恐るべきスピードで3種目をこなしていきましたが、中には制限時間を切れずにスイムアップでストップさせられて、悔しさに泣き崩れている選手もいて、可哀想に思う反面、自分もこうならないか急に心配になってきました。
そのあとは、他の大会などでも上位になっている人達のエキスパートの部がスタート。げげっ！なんだこの人達のスピードは！　3種目めのランをまるで100m走のように全速力で飛び出していく様を観ていると、もはや人間業ではないぞ！　いやいや、ひとはひと、自分は自分、マイペースで完走することだけに専念しようと心を落ち着かせるのでありました。

そうこうしている間に、私の出場する一般の部のスタートが近づいてきました。この頃にはやや強い風が出てきて、海にもさざ波が立ち始めました。入水チェックを済ませて、いよいよスタート地点へ。フローティングスタートは初めてだったので、とにかくスタート後のバトルに巻き込まれないように後ろの方にポジションを取りました。
いよいよスタート！　とにかくこの汚い海の水をなるべく飲まないように、後半バテないようにゆっくりとバトルに巻き込まれないように注意して、泳ぎました。それでも随分水は飲んでしまったし、風上に向かっては全然進まない感覚を感じました。かなり意識してペースを落としていたせいか、あまり疲れを感じないままスイムアップ。但し、タイムの方は思っていたより4〜5分遅かったです。
そして、慎重にバイクパートへ突入。速い人にはバンバン抜かれていくものの、初めのうちはそこそこのペースで走っていましたが、3周目くらい(全8周)に昨日からの謎の腰痛が出てきました。今まで、腰痛なんかになったことがなかったので、これには参った。なんせバイクポジションを取ると言いようもない激痛が走り、ダマしダマし伸ばしたりしながら、なんとかこらえました。ラスト1周になると、極端に周りを走る人が減ったので、みんな周回を間違えているのではないかと思いましたが、実はあとで結果を見てみると、バイクパートはほとんどビリに近い結果だったのでした。40kmもの距離をレースで走ったのは、実は初めてでした。
さて、いよいよ最終種目のラン10km。残る力を振り絞ってスローなスタート。この頃には強い日差しにさらされてぐったりしていたものの、途中のエイドステーションでは頭から水をかけてもらって、少し持ち直しました。しかし地獄はここから、主催者の粋な計らい(？)でコースに設定された、完成間もない夢舞大橋が待っていました。できたてのホヤホヤで、まだ工事車両しか通ったことのない真新しい橋を渡れるのは嬉しいのですが、橋っていうのは意外に勾配がきついんですよ。真ん中が高くなっていて、行きも帰りも必ず急斜面の坂が待っているわけです。さらに海の上なのでさえぎるものがなく、容赦なくやや強い風が吹きつけます。どんなにゆっくりでも、最後まで走り切ろうと心に誓っていたのですが、さすがに疲れた体は正直で、ついに歩いてしまいました。一度歩いてしまうと、あとはずるずるとしんどいと歩いてしまうという情けない状態になってしまいました。
そんなこんなでしたが、目標タイムは大幅に上回ってしまったものの、なんとか無事にゴールすることができました。

ついに51.5kmを完走したわけですが、ランパートで歩いてしまったことが納得できず、自分の中では完走したとは言い切れません。また練習を積んで、いつか自分で納得できる完走をするつもりです。
ゴール後には冷たいビールをあおることを夢見て、わざわざビールを冷やして持っていったのですが、意外にも身体はビールを受けつけず、スポーツドリンクをがぶ飲みして落ち着いてから、ゆっくりと反省しながら飲みました。
ともあれ、自分の目標に一歩近づいたわけで、収穫は大きいです。来年こそはリベンジだ！

今回のレースには、ネットで知り合った‘えでさん’と一緒に参加できたのも、張り合いができて良かったです。ありがとうございました。

次は、3月に参加したエグザスカップが6月終わりにあって、そのあと奈良ドリームランドでのトライアスロンに挑戦します。去年のタイムを破りたいと思っています。

スイム会場は、大阪港の海 茶色い泡が浮く、この汚い海を泳ぐのか！		レース前の緊張の表情 偶然にもネットで知り合った‘えで’さんとのショット
レーススタート！ フローティングスタートは初めての経験でした		スイム降り返し後 向こうに見える夢舞大橋が、後のランを苦しめる
なんとか無事にスイムアップ 順調と思っていたが、タイムはかなり低調		バイクからランへのトランジット 既にほとんどの人がバイクを終えています
ラン1周目の折り返し もう足が上がらない状態になっています		渾身の力を振り絞ってのゴール！ タイムはともあれ、初の51.5km完走、お疲れさま