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2003.09.07 Sun　2003トライアスロン伊良湖大会

以前から一度は出てみたいと思っていた伊良湖大会に参加して来ました。
この大会、9月のレースだというのに申し込みの締切りが5月と早いんですよ。昨年は申し込もうと思った時には既に締切りを過ぎていて、それでも一縷の望みを賭けて無理矢理申し込んだのですが、人気のある大会で定員をオーバーしていたために、あっさり却下されてしまい無念の不参加となった曰くつきの大会です。
以前から人の話やホームページなどで、大変海の綺麗な素敵な大会だと聞いていたので、是非出てみたいと思っていたのですが、名古屋に住むようになり近くなって、今年は早々に準備していたために、願い叶って参加することができました。
カテゴリーは2種類あって、Aタイプはスイム2.0km、バイク62.7km、ラン20.0km、合計84.7kmのミドルタイプ、Bタイプはスイム1.0km、バイク40.1km、ラン10.0km、合計51.1kmのショートタイプです。私は51.5以上の大会に出たことがないので、もちろんBタイプでエントリーしました。

さすがに有名な大きな大会だけあって、招待選手は、谷新吾さんをはじめ藤原裕司さん、城本徳満さんといった蒼々たる面々で、その他にも一般参加でリサ・ステッグマイヤさんも参加すると知って、ワクワクして参加しました。
前日の開会式、カーボパーティーは大会本部がある伊良湖ガーデンホテルで行われたのですが、集まった人の多さに圧倒されました。ホテルということで、料理も種類が多く豪華でしたが、それ以上に城本さんを中心にした招待選手による楽しいトークが、場を盛り上げていました。会場でリサさんを一目見ようと探したのですが、どうも参加されていなかったようです。
カーボパーティーが終わって、会場から少し離れた、山の上にある景色の綺麗な伊良湖ビューホテル（宿泊先）に戻り、家族と食事をしていると、びっくりしたことが。なんと、ガーデンホテルに宿泊していると思っていたリサさんが、マネージャーと思しき人と一緒に隣のテーブルで食事しているではないですか。ここでミーハーに声を掛けたりすると本人に迷惑かと思い、そのまま席を立ちましたが、大会当日の朝、出発のエレベータの中でまた一緒になりました。既にレース用のスーツに身を包み、ばっちり決まっているリサさんに、思い切って話しかけてみると、なんとこの大会には3回目の出場とのこと。男の人には勝てませんよ、なんて笑いながら話す美しい笑顔に、すっかりファンになってしまいました。さらに、ここはランのアップダウンがきついですけど、バイクは平坦で楽ですよ、なんてアドバイスをもらったりして。同じＢタイプの出場ですが、とてもリサさんに勝てる訳ないと思いながらも、なんとか近い位置でゴールできればと目標を設定するのでありました。記念撮影も一緒にしてもらい、いざ出陣です。

会場に着くとちょうどＡタイプのスタートで、それを見終わってからレースの準備に取りかかります。青天に恵まれて、絶好のレース日和です。海・空の青さと山の緑がとても気持ち良い環境の中、レースへの緊張感が高まっていきます。
入水チェックで海の水の綺麗さを確認して、いよいよスタートへ。450人近くの一斉スタートに、しばらくまともに泳ぐことが出来ませんが、波の少ない綺麗な海に徐々にペースを作っていきます。途中で極端に浅瀬になっている箇所があり、みんな立ち上がって走るのがおかしな感じがしましたが、無事にスイムアップ。スタート直後にバトルを避けた分、目標タイムよりやや遅かったのですが、順位的にはかなり良い感じです。
バイクに入ると、思っていた通りにずるずると抜かれていきます。自分ではゆっくり走っているつもりは毛頭ないのですが、周りのペースについて行けません。Ａタイプと一緒の周回コースなので、谷さんや藤原さんにもびっくりするようなスピードで、バンバン抜かれていきます。なんか抜かれながらにして、こんな有名人達と一緒にレースをしているのが嬉しくなってくるから不思議です。途中で少し無理をして、ドラフティング気味に抜かされた人について行くと、ペースが上がり一気に楽になりました。おかげで中盤からは良いペースで、思ったより良いタイムでバイクを終えることができました。
最後の難関のランに突入です。ここのランコースは景色は良いのですが、アップダウンがきついと定評があります。前日の試走で、こんなに上りのきつい坂が待っているのかと絶望感すら覚えたくらいです。ランスタート直後にそこそこきつい上りがあって、少し下った後にとてつもない上りが待っています。ここは無理をせずに歩くぐらいの気持ちで後半に蓄え、下りになったら走り出すといった感じでゆっくりと歩んでいきます。既に太陽がカンカンと照りつける暑さの中で、時々訪れるエイドステーションの氷が助かります。Bタイプよりもずっと長いAタイプのトップ、谷さんとすれ違った時は、自分の順位を忘れて、谷さんがんばれ！と声を掛けてしまいました。折り返し1kmほど前にして、リサさんともすれ違いました。やはり、リサさんとの実力差は歴然です。折り返してからの5kmも、疲れと暑さと厳しい坂との闘いでしたが、なんとかマイペースで乗り切りました。
ゴールでは大勢の人が祝福してくれて、感動的なフィニッシュをすることができました。ありがとうございます。

暑くてきついレースでしたが、きれいな海とすばらしい景色の中、思い出深い大会となりました。

レース後に家族と共にゆっくり休んでいると、すぐ近くで優勝した谷選手がテレビ放送用のインタビューを受け始めたので、終わるのを待って、握手と記念撮影をしてもらいました。近くにいた女子優勝の岡さんに写真を撮ってもらったのですが、カメラの電池が切れていて残念ながら映っていませんでした。せっかくの谷さんとのショットが幻に終わったのが、この大会唯一の悔やまれる点です。
それにしても、女子優勝の岡さんにしてもリサさんにしても、驚くほど真っ白の肌で美しいのですが、レースでは日焼け対策をばっちりしていました。色白の女性は、いろいろと大変ですね。

これで、今年のトライアスロン出場の予定は全て完了です。今年は今までになく多くの大会に参加することができました。来年も引き続き挑戦していきたいと思います。

ホテルからの高低差のきついランコース全貌 先端の右側がスイムコース、バイクはさらに右		前日ホテルで行われたカーボパーティ 予想以上の人の多さに圧倒されました

レース当日の朝 同じホテルに泊まっていたリサさんと記念撮影		スイム会場に着くと、ちょうどAタイプ(ロング)の スタートを見ることができました

レース前のバイクセット スイムの準備をして、いよいよ出陣		スタート直前の入水チェック スタート前の独特の緊張感が高まってきました

いよいよレーススタート 先頭集団以外は、なかなか泳げません		スイム・バイクを終えて、難関のランスタート ここから地獄の10kmが待っています

とにかく最後まで走り切ることを目標に マイペースでじっくりと走ります		美しさナンバーワンのリサさんのゴール 恥ずかしながら、私よりもずいぶん前でした

きつかったランコースを無事に走破して なんとか目標の完走で、感動のゴール		ゴール後はフラフラになりながらタイムチェック 目標タイムをかなり上回ることができました

終わってみれば、清々しさが残ります 美しい海、緑、家族、仲間、皆ありがとう		いつものように、レースから引き上げる時は うちの息子は、このポジションがお気に入り