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2001.09.09 Sun　まほろば奈良トライアスロン in NARA ドリームランド

昨年までは別の会場で行われていた、奈良県トライアスロン協会に登録している人しか参加できなかった奈良県トライアスロン選手権が、今年からは一般の人にもオープンになった新たな大会と同時開催という形で、会場も新たに開催されました。一般にも開放された上、キッズ･ジュニアのアクアスロン大会も新設されたため、応援の方も多く盛況なうちに開催されました。
私にとっては、2度参加しているドリームランドのレースと同じ会場である上、前回のドリームランドのレースが不本意だっただけに、今回のレースは巻き返しを図りたいと思って練習を重ねてきた結果を求めたい舞台となりました。

今回のレースには、いつも応援に来て撮影班をしてくれていたうちの奥さんが、都合により来れなかった代わりに、前回のドリームランドのレースでデビュー戦を果たしたすみ君をはじめ、会社の後輩が3人応援にかけつけてくれました。すみ君にも参加を促していたのですが、申し込みの期日を忘れていて参加できなかったので、今回は応援団という形での参加になりました。
スタートがAM7:50と前回大会にも増して早いのと、秋口になって少し肌寒いのとで、スイムでウェットスーツを着るかどうか迷いましたが、前回大会のトランジットでウェアを着るのに手間取ってタイムロスしたので、脱ぐ方が早いという判断でウェットスーツを着用してのレースとなりました。

レースは、1周500mの流水を止めたプールでのスイムスタートでしたが、前回より250m伸びたコースのため、トランジットから最も離れた場所からのスタートとなりました。コースは参加人数に比べて狭いものの、スタート後のバトルもあまりなく、順調にスイムはこなすことができました。夏場にスポーツクラブで練習を重ねた成果が出たのか、自分で思っていたよりもかなり早いタイムでスイムアップ。トランジットも順調にクリアしてバイクコースへと飛び出して行きました。
バイクは2kmのコースを10周回するのですが、思ったよりも良いペースで前半を入り、トランジット付近で応援してくれた3人にも手を振る余裕すら見せていました。上位選手は到底勝負になる相手ではないので周回遅れになるのもあまり気にせず、順調に自分のペースを守っていましたが、自分でも予想以上に良いペースなのが解かりました。
バイクもあと2周となったところで、悲劇が襲いました。ちょうど9回目の周回の半分が終わった、最もスピードの出る下りからカーブするところで、どうやらバランスを崩したようで、派手に転倒。自分の記憶はそこからしばらく途絶えており、どのように転倒したか全く覚えていないのですが、気が付いた時は血だらけで大会本部の救急医療に運ばれて、顔から腕、手、膝と大きなバンソウコウを張られ、横たわっていました。後で聞いた話ですが、脳震盪を起こして意識もうろうとしている中、本部の人に｢完走したい、完走したい」と連呼していたそうです。残念ながら、ここで私のレースは終わってしまいました。

気が付いてからは意外と元気で、自分では状況が良く解かっていなかったせいか、とても陽気でした。レース中でアドレナリンが大量に分泌していたせいか、後で考えても不思議なほど、ハイな状態だったようです。レース後のドリームランドで、自ら進んでジェットコースターに乗って大ハッスルしてしまったくらいですから。応援に来てくれた3人のおかげで無事に自宅まで送り届けられ、懲りずにSase's Barのおもてなしでお酒を振舞い、自分でも調子良くカクテルを飲んで、落ち込まずに済みました。
3人が帰ってから、鏡で自分の姿を見て愕然とした上、完走できなかった悔しさからかなり落ち込みました。奇跡的に骨折はなかったものの、自転車はハンドルが大きく曲がり、身につけていた時計は軸がはずれ、全身に擦過傷と打撲の痛みを感じ、奥歯が欠けて、次の日から病院通いの日々となりました。

レースは自分で思っていたよりもかなり早いタイムだったので、自分の限界を超えて調子に乗りすぎていたのかも知れません。今回の事故を教訓に、これからは無理をせずにレースを楽しんでいきたいと思います。
これで今年のシーズンは終わりました。最後のレースがこんなことになってしまったのは大変残念ですが、これからのオフは、市民マラソンなどの10kmを中心にしたマラソンに参加していく予定です。

来年は、応援してくれたすみ君とともに、またトライアスロンに挑戦していきます。

試走を終えて、バイクセットに向かう様子 この頃はまだ、意欲まんまんで気合が入っています		スタート直前 1/5くらいの割合で、ウェットスーツ着用していました
スタート直後 思ったほどのバトルもなく、スムーズな出だし		スイム途中 夏の練習の成果か、予想以上のペースでした
スイムからバイクへのトランジッション ウェットスーツにしたので、スムーズなトランジットでした		バイクの周回 予想を上回るペースにも、手を振る余裕が
バイクの後半 悲劇は、この後に起こりました		大会本部に運び込まれたところ 応急処置をしてもらいましたが、なぜか笑いが
血に染まったスーツが痛々しいほど悲惨な状態に 本人は状況が良く解かっていなくて、意外と元気		今回応援してくれた3人 右の2人は掲載許可をとってないので･･･