Last Edit 01/09/30

2001年 前半


 

2001.06.24  宝塚記念

さて、今週は今年の前半戦を締めくくるドリームレース宝塚記念です。
思い起こせば、昨年のこのレースで覇者となったテイエムオペラオーが、2000年の競馬界での王者の座に名乗り出たレースでした。彼はその後も王者の貫禄をまざまざと見せつけ、年間で出走したレース8戦全てに勝ち、G1レースでの5勝を含む無敗で乗り切るという偉業を成し遂げました。
今年のレースも、彼の独壇場となるのでしょうか?

有力馬を見ていくと、何といっても筆頭はテイエムオペラオー。今年初戦の大阪杯で意外な4着に敗退したものの、前走の天皇賞では見事に巻き返して見せました。この馬の天下はまだまだ続くのでしょうか。前日午前中の単賞オッズは1.8倍と圧倒的な人気を集めています。
これに対して、今までテイエムオペラオーに後塵を拝してきたのがメイショウドトウ。出走したG1レースでは、ことごとくオペラオーに先着を許し2着を続けたものの、その底力は誰もが認めるところとなりました。こちらも前日午前中オッズは2.9倍と、オペラオーに負けぬ人気となっています。特にこの距離は得意とするところで、オペラオーを負かすとしたらこの馬しかいないと目されています。
その他の馬は、2頭からはかなり評価を下げるものの、人気順では、G1のブロンズメダルコレクターであるステイゴールド、有馬記念-春の天皇賞と5着続きで評価を上げているアドマイヤボス、昨年の菊花賞馬エアシャカールと続いています。

さて、私の予想ですが、やはりテイエムオペラオーは抜きん出た存在だと思います。もし、負けることがあればメイショウドトウだと思いますが、オペラオーにはG1連勝街道を突き進んで欲しいと思います。ということで、ありきたりですが、本線はテイエムオペラオーとメイショウドトウに2,000円。馬連もワイドもあまりオッズに違いがなかったので、ワイドにしておきました。
問題は3着狙いです。これといった3着候補が見当たらないので困りました。ステイゴールドは好きな馬ですが、海外戦帰りというのがマイナス評価です。エアシャカールはいまいち信頼性に欠けます。大阪杯でオペラオーを下したトーホウドリームも考えましたが、今回はアドマイヤボスに決めました。そんな訳で、アドマイヤボスからオペラオーとドトウにそれぞれ1,000円、ワイドで。
1着から3着までピタっと当たってくれると、気分良く前半戦を終われるのですが、どうでしょうか。

昼寝をしている間にレースが終わっていたため、スポーツニュースで結果を知りました。
ついにメイショウドトウが、宿敵のライバルであるテイエムオペラオーを破って、頂点を極めたレースとなりました。G1レースでは、ちょうど1年前のこのレースでテイエムオペラオーに敗れてから5戦連続でオペラオーの後塵を拝してきたメイショウドトウにとっては、悲願のG1タイトルでしょう。今まで耐えに耐えながら虎視眈々と逆転を信じて走ってきたメイショウドトウには、素直におめでとうと言いたいです。競馬界でのこの2頭の戦いは、後世まで語り継がれることでしょう。
敗れたテイエムオペラオーは、史上初のG1レース8勝目を逃したわけですが、負けてなお強しの印象を与えたレースでした。第4コーナーでポケットされて持ち出しどころを失いながら、直線の伸びで2着に入ってくるあたりは、さすがとしか言いようがありません。残念な結果になってしまいましたが、史上最強馬の称号に泥を塗ることはなかったので、これからも豪快なレースを見せて欲しいものです。
馬券の方は、結果的に順当に収まったため、つまらないものになってしまいましたが、一部回収できたので良しとしておきます。やっぱりこの2頭を買うなら、ワイドでなくて馬連でしたね。

これにて2001年の前半戦を終了したわけですが、通算回収率が6割そこそこというのは、今一つ満足できていません。まあ、昨年に比べたら、大きな進歩ですが。後半戦はもう少し立て直して、2001年は通算回収率100%以上で終了したいものです。
次回は、しばらく間がありますが、夏の暑さもそろそろ遠のいてくる9/30に、後半戦の第1弾スプリンターズステークスでお会いしましょう。

1着 メイショウドトウ 2着 テイエムオペラオー 3着 ホットシークレット
投資金額 4,000円         通算投資金額 40,000円
回収金額 3,000円   回収率 75.0%   通算回収金額 24,700円   通算回収率 61.8%

 

2001.06.03  安田記念

さて、今週は春のマイル王決定戦の安田記念です。
本来であれば、いろいろとコメントさせていただくところですが、今週は目標にしてきた51.5kmの舞洲トライアスロンが行われるため、時間が取れません。

前日オッズで1番人気になったのは、私には意外だったトロットスター。確かに前走のG1高松宮記念を含む4連勝中とはいえ、私の感覚ではこの馬は6ハロンまでの馬で、マイル戦ではどうかという思いが強いのですが。そのほか、休み明けで京王杯を勝ったスティンガー、昨年の覇者フェアリーキングブローン、マイラーズカップを制したジョウテンブレーヴ、昨秋のマイルチャンピオンCの覇者アグネスデジタル、注目の外国馬テスタロッサ、最年長のG1馬ブラックホーク、マイラーズカップ2着のメイショウオウドウと、今回のレースは、人気も分散して混戦模様のようです。

手短に予想まで。
本命はジョウテンブレーヴ、対抗にメイショウオウドウ、次点がアグネスデジタルとしました。押さえには、スティンガーとフェアリーキングブローンです。
馬券は、ジョウテン−オウドウに1,000円、ジョウテンとオウドウからデジタル、スティンガー、ブローンに各500円、ワイドで。

結果は、なんとブラックホークが往年の走りを蘇らせて、圧勝しました。そして2着には人気薄のブレイクタイムが来たため、とんでもない万馬券が飛び出しました。馬連配当はなんと、120,600円! G1レースでは史上2番目の高配当だそうです。枠連でもワイドでも万馬券の続出でした。いやぁ、こんな万馬券取ってみたいですけど、さすがにこれは取れません。今回は仕方がなかったと諦めます。
それでも友人Tは、ブラックホークからの総流しで万馬券をGETしたあたりはさすがです。

さて、次回は2週空けて、いよいよ今年前半を締めくくるドリームレースの宝塚記念です。私も人気投票しました。またしてもテイエムオペラオーは来るのでしょうか?

1着 ブラックホーク 2着 ブレイクタイム 3着 メイショウオウドウ
投資金額 4,000円         通算投資金額 36,000円
回収金額 0円   回収率 0%   通算回収金額 21,700円   通算回収率 60.3%

 

2001.05.27  日本ダービー(東京優駿)

さて、今週はいよいよクラシックの最高峰である日本ダービーです。
本来であれば21世紀初の3冠馬を目指すアグネスタキオンが2冠目をかけるレースになるはずでしたが、残念なことに故障して出走できなくなってしまいました。相次ぐようにミスキャストなどの有力馬が故障したのと相反するように、クロフネとルゼルの外国産馬がトライアルでキッチリと結果を出しこのレースに駒を進めてきました。初めて外国産馬へ門戸が開かれたことで、本当の最強3歳馬決定戦の意味合いが強くなったこのレース、21世紀初の栄冠を勝ち取るのはどの馬になるのでしょうか。

サバイバルレースとなったこのレース、前日オッズでは3頭だけ10倍以下と抜き出た人気となっていて、3強対決の様相を呈しています。1番人気となったのは、ジャングルポケット。皐月賞では、前半に出遅れたもののラスト直線で3着に突っ込んできた素晴らしい足の持ち主で、ここまでダービーを意識したローテーションをこなしてきました。2番人気はクロフネ。NHKマイルカップで見事にG1ホースの称号を手中にし、このレースへの出走権を確保した平成の刺客です。3番人気はダンツフレーム。皐月賞ではあとわずかでアグネスタキオンに届かなかったものの2着を確保して、これまで7戦での連対率100%の堅実派です。
この3頭を追って、ダービートライアルの青葉賞を制した外国産馬ルゼル、同じくトライアルレースの京都新聞杯を制したテンザンセイザなどが続いています。

そこで私の予想ですが、本命は人気通りのジャングルポケットを指名します。やはり全走皐月賞の切れ味が忘れられません。ダービーを目標にしてきたローテーションというのも好感が持てます。対抗には、外国産馬の2頭、クロフネとルゼルを挙げます。クロフネは血統的にマイラーで距離延長となることと中2週の強行軍となったのが気がかりですが、やはりその強さには非凡なものを感じます。ルゼルは全走で本番と同じ2,400mを勝っているというのが決め手です。そして穴としてテンザンセイザも押さえておきます。そのほかダービーレグノも気になっているのですが、手を広げすぎると予算オーバーになるので今回はやむなく切り捨てます。
馬券はジャングルポケット、クロフネ、ルゼルの3頭をボックスで各1,000円。テンザンセイザからジャングルポケットとクロフネに500円。いつものようにワイドでの購入とするので、1〜3着まで取れたらありがたいのですが。

結果は、見事な差し足でジャングルポケットがクラシック最高峰の栄誉を収めました。一瞬早いクロフネのスパートについて行かなかったのが功を奏したのでしょうか、見事な勝ちっぷりでした。そして、2着にはダンツフレームが入り、終わってみれば皐月賞の2-3着がひっくり返った形での決着でした。ダンツフレームは、またしても連対して連対率100%を維持しましたが、本当に堅実な馬です。期待されていたクロフネは、4コーナーを回ったところで見せ場を作りましたが、ラストは伸びず5着に終わりました。やはり、2,400mは少し長すぎたという印象です。
馬券の方は、本命のジャングルポケットは期待通りの走りでしたが、ダンツフレームを切り捨ててしまったせいで、獲ることができませんでした。ルゼルとテンザンセイザも期待した伸びが見られませんでした。残念な結果に終わりましたが、レースとしては見ごたえがあったと思います。

では、次回は来週6/3の安田記念です。春のマイル王決定戦でお会いしましょう。

1着 ジャングルポケット 2着 ダンツフレーム 3着 ダンシングカラー
投資金額 4,000円         通算投資金額 32,000円
回収金額 0円   回収率 0%   通算回収金額 21,700円   通算回収率 67.8%

 

2001.05.20  オークス(優駿牝馬)

さて、今週と来週はいよいよクラシックの最高峰であるオークスと日本ダービーが開催されます。今週は3歳牝馬の祭典であるオークス(優駿牝馬)です。2,400mという3歳牝馬にはまだ過酷な距離を制して、樫の女王としての栄冠を手にするのはするのは、一体どの馬となるのでしょうか。

有力馬を見ていくと、なんといっても一番手は桜の女王テイエムオーシャンです。デビュー後は今だ牝馬相手の負けは無く、桜花賞も1番人気を背負ったまま楽勝という、まさに敵なし状態です。前日オッズでは、単勝で1.8倍という圧倒的な支持を集めています。距離の不安も微塵も感じさせません。
テイエムオーシャンを追うのは、桜花賞の2着、3着馬のムーンライトタンゴとダイワルージュです。ムーンライトタンゴは、血統的にダンスインザダーク×トニービンの配合をもつので距離延長は大歓迎のクチで、距離適正が買われています。一方のダイワルージュは、阪神牝馬3歳ステークス2着、桜花賞3着と惜敗し、G1のタイトルを目前でテイエムオーシャンにさらわれているだけに、なんとしてもここは巻き返しを図りたいところだと思います。
さらに、最内枠に入ったローズバドも人気しています。この馬は、桜花賞のトライアルレースであるフィリーズレビューを直線一気の豪脚で快勝したものの、本番は発熱により回避してしまったため、オークストライアルレースのフローラステークス3着で挑戦権を得てきました。桜花賞に出走していたらテイエムオーシャンの好敵手となっていたであろうことから、このレースでも勝負できると目されています。
ここまでの4頭が単勝前日オッズで10倍を切っていますが、このほかの馬は少し離れて穴狙いとなっているようです。

私の予想ですが、本命は大方の予想通りテイエムオーシャンと決めているのですが、今回はなかなか考えがまとまりません。上記の4頭以外では、これといった魅力のある馬が見当たらないのです。こんなときは、上位3頭が意外と桜花賞と同じ結果に収まるというのが、よくあることです。ということで、今回は敢えて穴馬探しをせずに、上記の4頭で回してみます。4頭の中でも私の評価の高いのは、テイエムオーシャン、ダイワルージュ、ローズバド、ムーンライトタンゴの順です。
馬券の方は、テイエムオーシャンから他の3頭へ各1,000円、ダイワルージュから下位2頭へ各500円。例によって通算回収率が100%を回復するまではワイドで勝負します。

結果の方は、伏兵馬のレディパステルが最後の直線で抜け出して見事勝利を収めました。上記の4頭に続く5番人気でしたので、伏兵馬というのは失礼かもしれませんが、私の中ではノーマークの馬でした。1番人気のテイエムオーシャンは3着に敗れ、これで高松宮記念から続いていた1番人気馬の勝利は5レースで途切れました。レディパステルに騎乗していたデザーモは、外国人騎手による初のクラシック制覇だそうです。
伏兵馬の勝利でしたが、ワイドで購入していたために馬券の方はGETすることが出来ました。ワイド馬券の恩恵にあずかり、何とか回収率100%超えすることが出来て、とりあえず満足です。たまにはこんなことがあってもいいでしょう。機嫌良く来週の日本ダービーに臨むことが出来ます。

来週はクラシック最高峰の日本ダービー(東京優駿)です。おそらくダービー史上初の外国産馬となるクロフネが人気となるでしょうが、迎え撃つ国内産馬ではアグネスゴールド、アグネスタキオンといった強力馬が故障により出場できないのが、とても残念です。いずれにしても歴史に残るような好レースを期待しています。
では、来週の日本ダービーでお会いしましょう。

1着 レディパステル 2着 ローズバド 3着 テイエムオーシャン
投資金額 4,000円         通算投資金額 28,000円
回収金額 5,100円   回収率 127.5%   通算回収金額 21,700円   通算回収率 77.5%

 

2001.05.06  NHKマイルカップ

さて、今週は3歳馬(去年までの表記は4歳)のマイル王決定戦であるNHKマイルカップです。日本中央競馬会では国際化の流れの中で、G1レースも次々と外国産馬へ門戸を開きつつありますが、このレースは早くから外国産馬の出走が可能になったレースの1つです。今年の話題の一つは、クラシックの最高峰である日本ダービーにも外国産馬の出走が可能になったことですが、まだまだ出走への関門はかなり険しいと言わざるを得ません。その条件は、ダービートライアルで先週行われた青葉賞および今週行われた京都新聞杯の1着か、G1のNHKマイルカップでの1,2着に入賞した馬のうち、獲得賞金の高い2頭までとなっています。すでに青葉賞では外国産馬のルゼルが1着で権利を確保しているので、このレースに登録している外国産馬は、是非とも2着までに入ってダービー出走権を確保したいところだと思います。そんな外国産馬の思惑もこのレースを読むカギとなっています。

このレースの最強の有力馬と言えば、なんと言ってもクロフネでしょう。今年の毎日杯での優勝を含め、ここまで圧倒的な強さを見せつけてきた外国産馬の1頭です。先週のダービートライアル青葉賞を回避して、このレースに照準を合わせてきました。前日オッズでは単勝で1.2倍と圧倒的な人気になっています。
このクロフネを追う存在は、公営競馬上りのネイティブハートで、昨年の朝日杯3歳ステークスでも3着に入った実力馬です。レースはこの2頭で決まりという雰囲気で、2頭の馬連前日オッズはなんと2.7倍と、これまた圧倒的な支持を得ています。
この2頭からは大きく水を離されながらも、これに続く有力馬は、演歌の大御所・北島三郎の所有で注目を集めるキタサンチャンネル、エアヴァルジャン、外国産馬のスティーマー、友人Tのお勧めシャワーパーティー、フジノテンビーといったところでしょうか。いずれにしても、3着に来るのはどの馬か?という感じになっています。

私の予想に入る前に、このコーナーに何度か登場している友人Tが先日遊びに来た時に、最近の私の予想には夢がない!あまりに堅く収まり過ぎや!との批判を受けました。確かにここ数レースは堅いところを狙って、しかもワイドで獲っているため、その批判ももっともですが、先週もお伝えした通り、通算回収率が100%を超えるまでは、じっくり勝負していきたいと思います。
という訳で、私の今週の予想は、やはり本命にクロフネ、対抗にネイティブハートという線で、堅く行きます。この2頭の実力は他の馬から突出している印象は拭い去れません。ここは鉄板という予想で、クロフネ−ネイティブハートは馬連で2,000円。さて、ここからは3着予想です。今週は競馬新聞を購入しなかったこともあって、情報がやや少ないので悩みましたが、北島三郎が好きではないのでキタサンチャンネルを外して、名前が気に入ったエアヴァルジャンと友人Tお勧めのシャワーパーティーを候補に上げました。友人Tの言うとおり、皐月賞でのシャワーパーティーは、確かに1,600mまでは先頭を維持していて、この距離なら勝負できるような気がしてきました。但し、あくまで3着までということで、この2頭からクロフネに500円、ネイティブハートに400円はワイドで勝負です。さらに、記念日買いということで、4-11をワイドで200円追加しました。

結果は、ハラハラさせながらもクロフネの勝利でした。ラスト直線では先行したグラスエイコウオーに届かないと思いましたが、終いの末足にはすばらしいものがありました。フランス帰りの武豊もしてやったりといったところでしょう。終わってみれば、ダービー出走権を狙った外国産馬2頭での1-2フィニッシュという結果でした。2着3着の馬は人気薄だったので高配当となり、この2頭のワイドは46,660円という万馬券となりました。うーん、これでは獲れなくても仕方がないかとあきらめがつきましたが、それにしても友人Tお勧めのシャワーパーティーは哀れ馬群に沈む惨敗でした。やはり友人Tもアテになりません。
これでクロフネは、しっかりダービーの出走権を獲得しましたが、ダービーでの好敵手となるはずだったアグネスタキオンは屈腱炎で今年前半のレースを棒に振ってしまいました。21世紀最初の3冠馬となり得る大器だっただけに、とても残念です。

またしても通算回収率を下げてしまいましたが、今年前半の序盤としてはまあまあの出足だったので、この調子でこのあとにつなげていきたいと思います。
では、次回は1週空けて、5/20の牝馬の祭典オークスでお会いしましょう。

1着 クロフネ 2着 グラスエイコウオー 3着 サマーキャンドル
投資金額 4,000円         通算投資金額 24,000円
回収金額 0円   回収率 0%   通算回収金額 16,600円   通算回収率 69.2%

 

2001.04.29  天皇賞(春)

さて、今週はG1では最長距離3,200mの長丁場である古馬の祭典、春の天皇賞です。出走メンバーは11頭と少ない登録ですが、かなりハイレベルの壮々たるメンバーが揃いました。前回の皐月賞では、堅いところながら獲っていますので、なんとか好調さを維持したいところです。

有力馬の筆頭は、なんと言ってもテイエムオペラオー。去年はG1レース5つを含む重賞8連勝で負けなしという、とてつもない強さを見せつけた上、様々な困難なジンクスをことごとく打ち破った、まさに平成のスーパーホース。前走の産経賞では、不本意な4着と破れて不敗神話もストップしてしまって、絶対的な存在を疑問視する声も聞かれてきますが、やはり主役の座は変わらないでしょう。
そして、去年はそのオペラオーについに勝てずに、シルバーメダルコレクターと化してしまったメイショウドトウ。長距離はどうかといういう声もありますが、前走の日経賞ではきっちり結果を出して、今度こそ打倒オペラオーで仕上げて来ています。
さらに、復活なるかナリタトップロード。昨年は期待され続けながら惨敗を続けて、もう終わったかと思った途端、前走の阪神大賞典ではなんと日本新記録となる破格のレコードVで、存在をアピールしました。今一番ノっているという印象があります。
その他には、昨年のクラシック2冠馬で長距離の菊花賞を制したエアシャカール、3年前の菊花賞馬で1年半のブランクながら期待の集まるセイウンスカイ、穴人気している上り馬マックロウ、アドマイヤボスといったところが続いています。

さて、私の予想ですが、やはりテイエムオペラオーは外せないでしょう。本命に指名します。不安がないではないですが、あの圧倒的な強さを今年も見せて欲しいところです。万が一負けることがあっても、連には絡んでくるはずです。そして対抗ですが、これは難しい。もし、オペラオーが負けるとしたらどの馬が来るかと考えると、ノっている馬ということでナリタトップロード、前例からして来てもおかしくない前年の菊花賞馬エアシャカールの2頭を選択しました。ということで、テイエムオペラオー−ナリタトップロード−エアシャカールのボックスをワイドで各1,000円。しかし、蓋をあけてみればやっぱりいつものテイエムオペラオー−メイショウドトウで収まっているような気もするので、これも1,000円。ワイドで堅くいってから結果が出ているので、オッズは期待できませんが今回もワイドで行ってみます。

結果は、やはりあのテイエムオペラオーが見事に差し切りました。本当に強い馬です。今年も快進撃が続きそうですね。そして、2着には定位置のメイショウドトウ。もうトップロードで決まりかと思った瞬間、大外から突っ込んで来て面目を保ちました。この馬にとっては本当にオペラオーは邪魔な存在でしょう。3着にはナリタトップロード。3着とはいえ、昨年の惨敗続きの頃からは一皮向けた感をアピールしました。4コーナーを回ったところではトップロードで決まったかと思わす場面もありました。終わってみれば、昨年の古馬G1と同じ結果となりましたが、非常におもしろいレースでした。
馬券の方はというと、またも堅く獲らせていただきました。なんとか回収率も100%以上とすることができました。面白味のない獲り方ですが、通算回収率が100%を超えるまでは、じっくり勝負していきたいと思います。
次回はゴールデンウィークの終わり5/6に、NHKマイルカップでお会いしましょう。ダービートライアルの青葉賞を回避して臨むクロフネに注目です。

今週は、トライアスロンのレースがあったり、友人が遊びに来たりといろいろ忙しかったため、更新が遅くなりました。数少ないこのコーナーの読者の方には申し訳ありませんでした。これからも期待してください。

1着 テイエムオペラオー 2着 メイショウドトウ 3着 ナリタトップロード
投資金額 4,000円         通算投資金額 20,000円
回収金額 4,200円   回収率 105.0%   通算回収金額 16,600円   通算回収率 83.0%

 

2001.04.15  皐月賞

さて、先週の牝馬クラシック第一弾の桜花賞に引き続き、今週は牡馬クラシック第一弾となる皐月賞です。そして、このレースを皮切りに21世紀初のクラシック3冠を果たす馬が出現するのでしょうか。
私としては、馬券での3冠制覇といきたいものです。

このレースにも、先週の桜花賞同様に突出した存在の馬がいます。ここまで3戦3勝で圧倒的な勝ち方を続けてきたアグネスタキオンです。なんと父はあのサンデーサイレンス、母は桜花賞馬のアグネスフローラ、そして全兄にはダービー馬のアグネスフライトと、クラシック勝ちを宿命づけられた血筋の馬で、早くもクラシック3冠の呼び声も高い存在となっています。クラシック3冠に向けてどんな走りを見せてくれるでしょうか。同じく無敗のままで高いレベルの争いをすると思われていた同じ厩舎のアグネスゴールドが怪我のために出走できなくなったため、完全に1頭抜きん出た存在になってしまいました。
アグネスゴールドに代わって対抗馬の筆頭に踊り出たのが、既に重賞で2勝しているジャングルポケット。昨年末のラジオたんぱ賞でアグネスタキオンとの初対決を経験し、このときは2馬身半をつけられてアグネスタキオンの圧勝に終わっていますが、その後の成長でその差は縮まっていると言われています。果たして逆転まであるのでしょうか。すっかりこの2頭で決まりという雰囲気が漂っていて、2頭の馬連前日オッズは220円と圧倒的な人気です。
さて、この2頭を追う存在の有力馬はというと、6戦して連を外したことのないダンツフレーム、トライアルの弥生賞で2着、3着に入ったボーンキング、ミスキャストといったところでしょうか。あまりに2頭が突出しているため、ヒモ穴狙いで後続の馬を探すという馬券の売れ方をしています。

さて、私の予想ですが、やはり前述のようにアグネスタキオンの優位は不動だと思います。この馬には21世紀初のクラシック3冠を成し遂げてもらいましょう。(アグネスゴールドが復帰してくると困難になると思いますが…) そして対抗には、これまた大方の予想通りジャングルポケットを指名します。その差はラジオたんぱ賞の時とあまり変わっていないような気がしますが。更に押さえですが、この2頭に割って入ってくるとすればダンツフレームでしょうか。もう1頭気になっているのは、シャワーパーティーです。この馬は、以前このコーナーに登場した友人Tが昨年の朝日3歳Sを獲ると豪語していたもののそのレースを回避してしまった上、その後のきさらぎ賞で5着に沈んだのですが、ずっと気になっている馬です。人気薄というのも楽しみなところですね。
ということで、アグネスタキオン−ジャングルポケットを2,000円、購入時点で馬連もワイドもほぼ変わらないオッズだったので、ちょっと弱気にワイドで買いました。あとは、2‐3着狙いのワイドで、ダンツフレームとシャワーパーティーからアグネスタキオンとジャングルポケットにそれぞれ500円。堅いところですが、先週はずしているので今週こそは獲りたいですね。先週のように上記に挙げていて購入していないボーンキング、ミスキャストが来ないことを祈ります。

私があまりに外しまくっているせいでしょうか、このコーナーの読者の方から、いろいろなデータを分析した予想を送っていただきました。それによると、アグネスタキオンとボーンキングで平穏に納まるとのこと。あれ?その線は買ってないぞ! うーん、急に不安になってきた。

結果は、大方の予想通りアグネスタキオンが見事な勝利を収めました。私は3馬身以上引き離して圧勝すると思っていたのですが、それほど差がないながらも確実な勝ち方といった感じでしたね。鞍上の河内騎手は、これで5人目のクラシック全制覇だそうです。2着にダンツフレーム、3着には出足でつまづいたジャングルポケットが最後は大外から突っ込んできました。この馬も侮れないですね。期待していたシャワーパーティーは、出走までにじりじり人気を上げていましたが、最後の直線で馬群に沈みました。
堅いところでしたが、きっちり獲ることができてよかったです。友人Tからは「そんなんあててどうすんの!!」とメールをもらいましたが、獲れればいいのです。堅いのを獲っているうちに調子が上がってくれば… これで今年のG1は2勝2敗の5分に戻しました。
次回は1週空いて、4/29春の天皇賞でお会いしましょう。今年もテイエムオペラオーの快進撃は続くのでしょうか?

1着 アグネスタキオン 2着 ダンツフレーム 3着 ジャングルポケット
投資金額 4,000円         通算投資金額 16,000円
回収金額 6,500円   回収率 162.5%   通算回収金額 12,400円   通算回収率 77.5%

 

2001.04.08  桜花賞

さて、いよいよクラシック戦線の開幕です。第一弾は21世紀最初の牝馬クラシックとなる桜花賞です。
前回のG1高松宮記念での久々のGETに気を良くして、連続GETといきたいところです。

このレースは、思いのほか1頭に人気が集中しています。その名もテイエムオーシャン。デビューからここまで昨年末のG1阪神牝馬3歳ステークスを含む4勝で、唯一3着と負けた札幌3歳ステークスでも先着を許したのは実力ある牡馬2頭のみで、今だ牝馬に先着を許したことはありません。少しかかりぎみの気配があったものの、前走トライアルレースのチューリップ賞では押さえて行けるところも見せて、ますます評価を上げています。前日のオッズは単勝130円でしたが、私が馬券を購入した午前中では、なんと110円と言う圧倒的な人気でした。
その他の有力馬というと、阪神牝馬3歳ステークスの2着、3着馬でその後の調子も維持しているダイワルージュ、リワードアンセルや前走チューリップ賞で2着のポイントフラッグ、このところ調子の良いムーンライトタンゴ、ハッピーパスといったところでしょうか。いずれにしても、大本命のテイエムオーシャンに対して、2着争いは混戦という雰囲気になっています。

さて、私の予想ですが、やはり前述のようにテイエムオーシャンの本命は不動だと思います。やはり他の馬を圧倒する魅力を感じます。対抗には、阪神牝馬3歳ステークスの2着で前走アネモネでもきっちりと1着で締めたダイワルージュを指名します。サンデーサイレンス産駒というのも魅力です。さらに押さえは、天才岡部が騎乗するハッピーパス(ただし、岡部は意外にもまだ桜花賞をとっていませんが)、チューリップ賞2着のポイントフラッグ、阪神牝馬3歳ステークス3着のリワードアンセルで勝負です。ワイドで確実にいきたいところですが、テイエムオーシャンからではオッズが悪いので、やっぱり馬連で臨みます。
という訳で、テイエムオーシャンからダイワルージュへ2,000円、ハッピーパスへ800円、ポイントフラッグとリワードアンセルへ500円。あとは目前に迫った私の誕生日にちなんで、ワイドで4-11を200円。あまり良いオッズではありませんが、きっちり取っておきたいところですね。

レースの様子はテレビで見ようと思っていたのですが、買い物に外出しているうちに終わっていました。結果を知ろうと自動車の中でラジオを聞いていたのですが、テイエムオーシャンが圧倒的な勝利を飾ったことばかりで2着に何が来たのかなかなかいってくれません。でも、波瀾はなかった様子だったので、まあ買ったうちのどれかが来ているだろうと高をくくっていたのですが、帰ってから結果を知って呆然としてしまいました。なんと、上記の有力馬に挙げていた馬のうち、唯一買っていなかったムーンライトタンゴが2着でした。ショック!2着争いの3頭のうち、他の2頭ならどちらでも良かったのですが・・・ 得てしてこんなもんでしょうか?
ということで、かなりの自信を持って臨んでいたのですが、見事に外して、早くも通算回収率が50%を切るという危機的状況になってしまいました。やっぱり今年も苦しい戦いが続くのでしょうか。次は背水の陣で取りに行きます!
では、次は来週の牡馬クラシックの第一弾、皐月賞でお会いしましょう。

1着 テイエムオーシャン 2着 ムーンライトタンゴ 3着 ダイワルージュ
投資金額 4,000円         通算投資金額 12,000円
回収金額 0円   回収率 0%   通算回収金額 5,900円   通算回収率 49.2%

 

2001.03.25  高松宮記念

春のG1レース第2弾は春のスプリント王を決める高松宮記念です。
前回のG1から1ヶ月以上過ぎているので、去年からの悪い流れをきっぱり断ち切りたいところです。

人気になった有力馬は3頭。気まぐれな走りを見せていたものの、昨年のスプリンターズステークスを制してから安定した成績を収めているダイタクヤマト。このところの3連勝で波に乗るトロットスター。往年の走りが戻ってきた実力馬のブラックホーク。この3頭が他の馬を引き離して3強の呼び声が高くなっています。その他に穴馬人気しているところでは、ナムラマイカ、タイキトレジャー、ゴールドティアラ、ユーワファルコン、シンボリスウォード、ワシントンカラーといったところでしょうか。

さて、そこで私の予想ですが、今回ははっきり言って3強で決まると思っています。なかでもダイタクヤマトとトロットスターは、どちらを軸にするか決めかねる両軸です。その他の馬も各々を見てみるとなかなか魅力的な馬もいるのですが、3強を脅かす存在として浮上してくる馬が思い浮かびません。個人的には今回あまり人気していない、昨年夏の上り馬ビハインドザマスクも面白いと思うのですが、なにせ6ヶ月休み明けでは今回は見送りです。
という訳で、ダイタクヤマト−トロットスターを2,000円、それぞれからブラックホークへ各1,000円、今回は決め撃ちなので馬連で勝負です。さて、久しぶりのGETできるかどうか楽しみなところです。

結果は、車の中のラジオで聞きました。結局、トロットスターとブラックホークがラスト直線で大外から追いこんで、1-2フィニッシュでした。もう1頭のダイタクヤマトは馬群に沈んだようですが、なんとかGETすることができました。久々のGETで気分が良いです。調べてみると、なんと的中したのは昨年秋の天皇賞以来で、オッズは大したことはなかったのですが半年以上待ちわびた的中にホッとしました。これで昨年来の悪い流れを断ち切ることができると良いです。
さて、次回はいよいよ春の訪れを感じさせるG1シリーズ第1弾、牝馬の戦い桜花賞です。ここからは連戦連勝といきたいものです。では、桜花賞でお会いしましょう。

1着 トロットスター 2着 ブラックホーク 3着 テネシーガール
投資金額 4,000円         通算投資金額 8,000円
回収金額 5,900円   回収率 147.5%   通算回収金額 5,900円   通算回収率 73.8%

 

2001.02.18  フェブラリーステークス

さて、いよいよ2001年のG1レースが始まりました。第1弾は春のダート王を決めるフェブラリーステークスです。
昨年から始めたこのコーナーですが、ご覧になった方はご存知の通り悲惨な結果を露呈してしまったので、今年は馬連にこだわることなく、安定した回収率を目指します。今年もよろしくお願いします。

早速今週の予想です。実は私あまりダートのレースは見ていないのですが、このレースには地方で活躍している有力ダート馬は回避した馬が多いようです。それでも、昨年のこのレースの1〜3着馬を中心に、かなりの実力馬が揃ったようで、なかなか人気も割れています。
主だった有力馬を注目してみると、昨年のこのレースと新設の国際G1ジャパンカップダートを制して昨年のダート王に選ばれたウイングアロー、昨年の2着で今年もここを目標にきっちり仕上げてきたゴールドティアラ、昨年の3着でこのところ調子のいいファストフレンド、ジャパンカップダートで2着の後も状態好調のサンフォードシチー、このところの上り馬マンボツイスト、ノボトゥルー、昨年の芝G1で活躍して挑戦してきたイーグルカフェ、トゥザヴィクトリーといったところでしょうか。

まずは軸馬としては、ゴールドティアラ、サンフォードシチー、調子の上向くこの2頭のどちらかに絞ろうとしましたが、なかなか決め手がなく、両馬とも軸としました。対抗には去年の実績を買ってファストフレンド、このところの好走に注目のマンボツイスト、昨年の芝牝馬戦では敵なしだったトゥザビクトリーの3頭を指名します。かなりの人気となっている昨年の覇者ウイングアローは、3ヶ月の休み明けということと次のドバイ遠征に主眼を置いている点を考慮して、思いきって外してみました。

という訳で、ゴールドティアラ−サンフォードシチーを1,000円、両馬からファストフレンド、マンボツイスト、トゥザビクトリーにそれぞれ500円。今までだったら馬連で買うところですが、このレースは自信がないのと安定した回収率を目指して、ワイドにしました。さて、この切り替えが吉と出るか凶と出るか、楽しみなところです。

結果は、昼寝をしている間にレースが終わっていたので、展開はわかりませんが、結果だけ見ました。えっ、はずれてる。なんとワイドで5頭も買ったのに、3,4,5,6着とブービーでした。きれいに1,2着を外しているところが、なんとも情けない。有力注目馬まではマークしていながら最終的に外した、ノボトゥルーとウイングアローが1,2着に収まっていました。うーん、ワイドに切り替えたものの、結果的には功を奏せず、去年からの悪い流れを引きずったままの結果になってしまいました。
この流れは早いとこ断ち切って、次の高松宮記念に臨みます。1ヶ月以上の間がありますが、その間に立て直したいと思います。では、次回は春の訪れとともに高松宮記念で会いましょう。

1着 ノボトゥルー 2着 ウイングアロー 3着 トゥザヴィクトリー
投資金額 4,000円         通算投資金額 4,000円
回収金額 0円   回収率 0%   通算回収金額 0円   通算回収率 0%